ITCサンシャイン・ブレインズ

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MECEとは

「MECE」(ミッシー)とは、
マッキンゼー社が考えたコンセプトで、「Mutually Exclusive and Collective Exhaustive」(相互に重なりなく、全部集めたら漏れがない)の略である。
簡単に言うと、ある全体の事象で見たときに「漏れ」なしに「ダブり」なしの部分集合の事象に分けて考えろということである。

MECEとは、馴染みのない分野や経験のない分野の事象を調べたりするときに役に立つ。
自分で仕事をするときだけでなく、他人に何かを説明するときにも非常に役に立つ。

例えば、あるレストランに来た人にメニューを渡さずに、メニューを紹介しようとする。
コーヒー、サンドイッチ、カレーライス、トースト、コーヒーフロート・・・と100点近くメニューを羅列されても、何のことやらさっぱり分からない。
この時、まず最初に「飲み物」と「食べ物」に分類する。「飲み物」の中には、「アルコール」と「ノンアルコール」に分類する。
「アルコール」は、「ビール」、「ウィスキー」、「ワイン」のように全体をツリー構造にすると、オーダーをする方にもわかりやすくなる。
簡単に言うと、カテゴリ分けのようなものである。

これと同じ考え方を企業経営や、マーケティングなどでも多用する。
定番の切り口としては、企業の現状分析時などに使用する。
・顧客・市場(Customer)、
・チャネル(Channel)、
・競合(Competitor)、
・自社(Company)の「4C」、

製品や商品のマーケティング戦略を考えるときに使う、
・商品(Product)、
・価格(Price)、
・チャネル(Place)、
・プロモーション(Promotion)
などの「4P」などがある。

定番の切り口以外に様々な切り口をもってMECE化すると、様々な視点で事象が見えるわけだから、問題を特定したり解決したりするのに役に立つ。

ビジネスの世界だと、無意識にこれが出来る人は、話は面白いし、頭が良いとされる。
話し好きで長々話しをするが、結局何を言っているのか分からない人は、この辺りに意識がないということである。
コンサルティングファームの人間は、この「切り口」の引き出しをたくさんもっているだけでも何億と稼げる訳である。
後は、経験と吸収力だけだと思っている。
仕事の出来る人間とは、「切り口」「経験」「吸収力」で分けられる。

例えば、予約のシステムを考えてみる。
(1)モレがある例
予約とキャンセルの機能があるが、予約の変更の機能はない
(2)ダブリがある
予約の変更、キャンセル、予約変更の機能に加えて、予約の確認機能がある

●MECEのオススメ本
「ロジカル・シンキング―論理的な思考と構成のスキル」
照屋 華子 (著), 岡田 恵子 (著)

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