ITCサンシャイン・ブレインズ

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SLCP-JCF98とは

SLCP-JCF98は、ソフトウェアを中心としたシステム開発及び取引のためのベースとなる作業項目の一つひとつを定義し標準化している。
国際規格であるソフトウェアライフプロセス規格ISO/IEC12207:1995(JIS X 0160-1996)との整合性をとりながら共通フレームとして策定している。
目的は、ソフトウェアを中心としたシステムの開発及び取引の明確化である。

共通フレームの基本構成は、
ソフトウェアライフサイクルプロセスを6つの主プロセス、8つの支援プロセス、4つの組織に関するプロセスに分類し、さらにシステム監査と共通フレームを修正するプロセスを加えた以下の構成となっている。

主ライフサイクルプロセス(6つ)
1) 取得プロセス…「契約の視点」
2) 供給プロセス…「契約の視点」
3) 企画プロセス…「企画の視点」
4) 開発プロセス…「エンジニアリングの視点」
5) 保守プロセス…「エンジニアリングの視点」
6) 運用プロセス…「運用の視点」

支援ライフサイクルプロセス(8つ)
1) 文章化プロセス
2) 構成管理プロセス
3) 品質保証プロセス  …「品質管理の視点」
4) 検証プロセス    …「品質管理の視点」
5) 妥当性確認プロセス …「品質管理の視点」
6) 共同レビュープロセス…「品質管理の視点」
7) 監査プロセス    …「品質管理の視点」
8) 問題解決プロセス

組織に関するライフサイクルプロセス(4つ)
1) 管理プロセス
2) 環境整備プロセス
3) 改善プロセス
4) 教育訓練プロセス
システム監査プロセス
修正プロセス

共通フレームは、システム開発の価格見積の精度向上、品質を確保する為の役立つツールとして利用されている。
以上。

参考文献「共通フレーム98 -SLCP-JCF98- (1998年版)」国際規格適合
(大谷 和正)

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