「ハーズバーグの衛生理論」とは、
ハーズバーグにより導き出された、「動機づけ要因」と「衛生要因」といった２つの要素からなる理論のことです。
人間が仕事にやる気を起こすのは､仕事の中に自己を生かせるという（動機づけ要因）であり、給与､作業条件､管理の仕方などの環境条件（衛生要因）は､不満足要因になっても満足要因とはなり得ない。
＜動機づけ要因とは＞
満足要因が十分に満たされていると意欲が高まるが、不十分であっても不満にはならないといったもの。
＜衛生要因とは＞
不満足要因が満たされていない場合は不満となるが、十分だからといって満足には繋がらないもの。
＜満足要因と不満足要因＞
満足要因としては、仕事の達成、達成の承認、仕事そのもの、責任、昇進、成長の可能性が挙げられる。
不満足要因としては、会社の方針・管理施策、監督技法、作業条件、対人関係、給与といったものが挙げられる。
